2010年エジプト旅行 6日目その2 怖かった・・・
2011年 02月 20日
エジプト旅行記だけご覧になりたい方は、
右側の「カテゴリ」の『2010年エジプト』よりお願い致します。
2010年2月1日(月)
アレキサンドリアはアレキサンダーが紀元前332年に建設し、その後プトレマイオス王朝の首都として最後のクレオパトラが亡くなる(紀元30年)と共に最後の王朝時代が終わりました。
エジプト第2の都市、アレキサンドリアは「地中海の真珠」「地中海の花嫁」とも呼ばれる地中海に面したリゾート地です。
しかーし、一歩路地に入ればまぁ、埃だらけのゴミだらけ。
おまけにご覧の通り車も大渋滞。
ここは人も車も路面電車も一緒に通ります。
ずらっと並んだ地元民対象のお店は車窓から見ても活気があって楽しい。
左上:黄色い車は路面電車
右上:モスク、一日5回メッカの方向に礼拝するイスラム教徒たち
右下:埃だらけの垂れ幕の下で食べ物らしきものを売っているお店。
左下:道路いっぱいの車。秩序も何もあったものではない。
エジプトはどこもそうだけれど街全体がうっすらと砂埃をかぶっている、気管支炎の人はいないですか?
アレキサンドリア国立博物館の後に行ったのが「カタコンベ」
こちらは撮影禁止なのでバスの中にカメラ、ビデオを置いて行くように言われました。
えー!とか云いながらも仕方がないので云われるままに目立たないように、
カメラは袋に入れて座席の上に置いて出かけます。
カタコンベは西暦1~2世紀のローマ時代に作られた共同墓地。狭いらせん状の階段が地下3階にも続いている。まるで迷路のよう。礼拝堂、石棺の安置所などがある。キリスト教迫害の際には、多くの信者がこの墓に逃れてきたという。お皿の破片なども出てきたところから、葬儀の後ここに泊まっていったらしい。
壁画や彫刻もあったけれどとにかくひんやりとして暗い上に
ミイラがあったなどと聞いてはあまりいい気持ちはしない。
カタコンベは外からは丸い大きな屋根つきの井戸のように見えるだけです。
深く狭い螺旋階段を下りていくので脚が少し不自由なご婦人は外で待っていました。
イスラム教徒の女性が肌を他人に見せないために着用しているベールやスカーフ。
2010年から新しい法律が施行されフランスやイタリアなどヨーロッパの国々では次々と公共の建物や学校や病院といった場所で、本人と確認できない服装をしている場合に罰則が科されることになったらしい。
私たちが帰国した頃、カイロの女子大学生のニカブ禁止問題から騒ぎになったようです。
イスラムという宗教を象徴するもの。これらの着用が増えてきたため欧州では禁止や罰則をかける国も出てきたとも言われています。
(画像はお借りしました)
ニカブ:目の部分だけが開いた黒いベール
エジプトでは、イスラム女性の大半がニカブなど、髪や首を覆うスカーフの「ヒジャブ」を着用し
眼の部分だけメッシュにして全身ベールで覆い隠したブルカ姿の女性は見かけませんでした。
エジプトは夏になると高温になるのでこの黒いベールではさぞ暑いでしょうに・・・
アレキサンドリアを後にする前にドライバーさんのご厚意により(?)、
バスの中からチラリとしか観ていなかった地中海を近くで見せて頂くことになりました。昼食をとったホテルのそばのサアド・ザグルール広場に戻り、車が多く駐車禁止の大通りなのでバスは私たちを降ろしてぐるっと一回りして来る間に写真撮影の時間が与えられました。
公園そばの円形のガラス張りの屋根の建物はアレキサンドリア図書館。
ここからでも充分に海は見えた。気持ちの良い空と海♪
ところが、ところが、ところがーーーー!
来た時よりはるかに交通量の増えた目の前の道路を渡ってもっと近くへ行きましょうと、
添乗員さんのことば。
「行きたいと思う人だけ行ってください。
ガイドさんの後に続いて1回で渡りきりますから固まって行ってください。」
エジプトに来てから何度もバスの中から目にした光景。
信号のない道路を人が渡ると分かっていても
スピードを落とさない車の間をササーっと通り抜ける人々。
それを私たち素人が同じ真似をするんですか?
「はい!今です!」
あっという間の添乗員さんの声で考える暇もなくガイドさんの後に
みんなが固まって道路に飛び込んで行く。
キャーキャー言いながら「何で渡るのー!」と口から出ることばとは関係なく
ロザンナさんと腕を組みながら私たちも道路を渡る。
車は目に入らない。とにかくみんなと一緒に行かなくちゃ・・・
心臓がバクバクするほどの思いで渡った向う側からの海の眺めは・・・
やはり図書館の所から見たのと大差はない感じ。
だからと言って波打ち際まで行けるわけでは無し。
海をバックに写真を撮ったりしてしばし気持ちを落ち着かせる・・・・
今怖い思いをしてこちら側に来たということは、バスに乗るためにもう一度戻らなければいけないってことですよ!
帰りは更に恐怖の連続。
先に渡っていたガイドさんとツアー客の姿がフッと消える。
車がヒューと私の目の前スレスレを通り過ぎて思わず足がすくんでしまった。
足がすくんだが心臓のドキドキが止まらない。
ピーピーと笛の音が・・・
急に通りやすくなったと思ったら車が止まってくれたらしい。
後で気がついたけれど、警察官が2人も助っ人に来てくれたらしい。
笛の音はそれだったのか・・・
ロザンナさんが後で車が止まったのは警察官のせいじゃないと言う。
警察官が笛を鳴らしても車は全然止まらなかったけれど、朝からバスの最前列に座っていたツーリストポリスの人(2枚上の図書館の前に立っているスーツ姿の男性)が道路の真ん中で両手を広げて車を止めたんだそうです。
それは、それはかっこよかった、まるでボディーガードのようだったと言う。
なるほどその男性に握手を求めている人もいました。
行きも帰りもみなさん渡りきった途端に安どの歓声。みんな無事に戻れたみたい。
もうこんなに怖い経験はたくさん。
今までこんなに怖い思いをした旅行は無かった。
これっていったい・・・もしツアー客に何かあったらどうするんでしょう?
だんだん腹が立ってきた。心臓のバクバクも止まらない。
カイロまでの往復のバスの移動は合計で7時間ほど。
他のツアーでは行くことの多いカイトベイ要塞、ポンペイの柱、ローマの円形劇場も見学せずアレキサンドリアを後にピラミッドのあるギザに帰ります。ギザまで220キロ。
早朝からの長時間のバス移動と観光でさすがにみなさん、お疲れモード。
9時からの夕食はギザのホテルのそばの「チボリ」と言うレストラン。
今夜の宿泊先は「モーベンピック リゾート ピラミッズホテル」。
ここの「Roof Café」からはピラミッドのライトショーが窓から見えるようです。
ホテルに戻ったら賑やかな演奏と共に花婿さんと花嫁さんがロビーを練り歩いたり踊ったり・・・
結婚式が終わった後なのか、これからなのか招待客と共にロビーを回っていました。
とても華やかで綺麗な花嫁さんでした。
「MOEVENPICK RESORT PYRAMIDS HOTEL」
コテージ風の素敵なホテルで部屋もゆったりとしていたけれど・・・
キョンちゃんが先にお風呂に入っているうちにまたしても、
私が入る時にはお湯が出なくなっていました。
宿泊客が一斉にお湯を使ったり夜遅くなるとお湯が出ないと言うのは、ヨーロッパの古いホテルでは何度かあったけれど、まさかここで同じ目に合うとは・・・(号泣)
必要ですね
ベトナムでも 怖い思いをしましたが
きっと車の量は エジプトより少ないかった
でしょうね
結婚式の写真では ニカブ姿の女性は
いませんから 建物の中は OKなのかしら?
お国変われば・・・というのは
やっぱり実際にいって体験できることですね!!
道路は車線が多いんですよ。
ベトナムもかなりな物らしいので良い勝負かもしれませんね。
見ているだけならまだしも・・・ね。
言われてみて気がついたけれど、確かにスカーフさえしていない。
このホテル内では見かけなかったけれど、たぶん外でも建物の中でもニカブはつけたままだと思いますよ。(自宅ではどうかわからないけれど)
youtubeでニカブの女性が食事をする時の動画を見たけれど、
食べづらそうでこれでは完食するのは大変だと思ってしまったわ。
エジプトが早く落ち着いて観光客が戻れる日が来ると良いのですが・・・
台湾も車やバイクが多かったけれど、信号では車もちゃんと止まったし歩行者に優しいですね。
讃岐さんが行かれた2月の台湾は魅力的でしたね。
私も来年は行ってみた~い!
早速来たら なつかしやエジプト!アレキサンドリアへは バスでいらしたのですね
私達は特急(鉄道)でした。 カタコンペ や ポンペイの柱と 博物館しか行けませんでした。
やはり遠いですねカイロからは・・
おまけに鉄道も予定時間に出ることは珍しいとか。。その珍しく時間通りに動いたので添乗員はビックリしてましたっけ・・・
懐かしいわ どうもありがとう。。さて疲れたので もう少し夫の相手をして今日は休みます
たぶんキリスト教じゃないと思いますよ。
これがエジプトらしい結婚式らしいですよ。
ネットでみたらこんな感じでした。
しかも時間的にこれから始まるようです。
遅くて眠くなりそう。
はい、すっかり忘れた頃にコソっと復活の旅行記です(^^ゞ
私たちの添乗員さんも列車も遅れて当たり前と言っていましたね。
日本のように3分遅れても車内放送で謝る国も珍しいでしょう。
あー!京都に行ってらしたんですか?いいなぁ~
きっと美波さんのことですから明日からも忙しいと思うのでゆっくりお休みください。